製造元
中嶋生薬株式会社
京都府中京区二条通東洞院西入仁王門町29番地の2
TEL 075−231−2633

ナズナ  薺             (アブラナ科ナズナ属:越年草:草丈 〜40センチ:花期 〜6月)

別名:ペンペングサ シャミセングサ

分布・生育場所
科名:アブラナ科/属名:ナズナ属
和名:薺/別名:ペンペングサ/学名:Capsella bursa-pastoris
日本全土の道端、土手などの日当たりの良い場所

採集と調整
4〜5月ころ、未熟果がついたまま地上部の全草を採取して、風通しのよい場所で陰干しにして乾燥させます。
ナズナは、春の七草のひとつとして、古くから邪気を祓い、万病をさけるという、七草粥の風習にはかかせないものです。
春の若苗は、茹でておひたし、あえもの、汁のみなどにします。また、生のまま薄くころもを付けて、天ぷらにします。
用い方
通常2リットルぐらいの容器に水約600mlを注ぎ、本品10〜15gを入れて弱火で加熱し、沸騰後約10分、弱火で煮だし、熱いうちにガーゼまたは茶こしでカスをこしてください。これをそのまま又は冷やして数回に分けてお茶代わりにお召し上がりください

ナズナに含まれている注目の成分・・・
カリウム
サポニン
ジオスミン
コリン
フマール酸
など
その他
ナズナは、春の七草としてよく知られている繁殖力が旺盛な雑草のひとつですが、七草粥に入れて食べるようになったのは、平安の頃からだとされています。

名前の由来は、切り刻むという意味の「ナズ」に、菜が付いて、ナズナになったという説や、春・秋・冬には、生えているが、夏には生えて無いという意味から 転訛(てんか)して、ナズナになったとう説や、なでたい程かわいい花という「愛(め)でる草」を意味する「撫菜(なでな)」から転訛して、ナズナになった という説があります。

また、別名では、果実が平たい三角形をしていて、その形が三味線のバチに似ていることから、ペンペングサ、シャミセングサという呼び名もあります。
500g 4,400(税抜) ご注文はこちらへ