製造元
中嶋生薬株式会社
京都府中京区二条通東洞院西入仁王門町29番地の2
TEL 075−231−2633

イチジク             (クワ科イチジク属:落葉性小高木:樹高 〜4メートル:花期 〜 月)

別名:無花果 ムカカ 唐柿 トウガキ

分布・生育場所
科名:クワ科/属名:イチジク属
和名:無花果/生薬名:無花果(むかか),無花果葉(むかかよう)/学名:Ficus carica
シリア、ギリシャなどでは、紀元前から栽培されていて原産地と考えられている
日本には17世紀前半の江戸時代寛永年間(1624-1644)に中国から長崎に渡来
本州、四国、九州に分布。暖地の水辺を好んで栽培。

採集と調整
秋に熟した果実を天日で乾燥させます。これを生薬(しょうやく)で無花果(むかか)といいます。
また、真夏に葉を採取して水洗いしてから天日で乾燥させます。これを、無花果葉(むかかよう)といいます。
用い方
通常2リットルぐらいの容器に水約600mlを注ぎ、本品10〜15gを入れて弱火で加熱し、沸騰後約10分、弱火で煮だし、熱いうちにガーゼまたは茶こしでカスをこしてください。これをそのまま又は冷やして数回に分けてお茶代わりにお召し上がりください

イチジクに含まれている注目の成分・・・
有効成分:クマリン類・ベルガプテン、プソラレエン他

その他
小アジア原産といわれ、紀元前200年にはすでに栽培されていました。中国には古く唐代に入っています。
日本の場合には、江戸時代の寛永(かんえい・1624〜1643)年間に、中国から長崎に入ったのが始まりと伝えられています。葉の切れ込みが浅い品種は古くに渡来したもので、明治以降に入った葉の切れ込みの深いものを洋種として区別しています。

イチジクの名前の由来は、一説には果実が1ヶ月で熟す(一熟・いちじゅく)からという説と、1日1果実ずつ熟すからという説がありますが、両方とも熟すと いうところからきているようです。

イチジクは、13世紀ころ、インド、イランから中国へ伝わり、ペルシャ語のアンジールからインジェークォ(映日果)と音訳されました。

日本では、唐音読みして映日果(えいじつか)と呼ばれていて、それから転訛(てんか)して和名が生まれたということです。
また、中国では、イチジクは花が咲かないのに果実ができるとして、無花果(むかか)という漢名があります。映日果という呼び名は今では古名となっていま す。

普通に私たちが食べている、イチジクの実というのは、果実のように見えますが、花の集まりの袋のことで、雌花の花のうで花のうの内面は肥厚して甘く美味に なります。
イチジクの実を割ると小さな粒々がぎっしりとつまっています。この粒々が花のかたまりです。
生の果実は、栄養が豊富で、酵素を含んでいて消化を助けます。
500g 3000円(税抜) ご注文はこちらへ
短冊切 500g 2333円(税抜) ご注文はこちらへ