ニッケイ(ニッキ) (クスノキ科クスノキ属:常緑高木:樹高 〜 メートル:花期 〜 月)
科名:クスノキ科/属名:クスノキ属 和名:肉桂/生薬名:桂皮(けいひ)/学名:Cinnamomum Loureiri Nees 中国雲南省・ベトナム原産とされ、日本には、桂皮(けいひ)の代用として鹿児島、高知、和歌山などの暖地で栽培され一部野生化している クスノキ科クスノキ属クスノキ(樟) クスノキ科クスノキ属シロダモ クスノキ科クロモジ属クロモジ(黒文字)
見分け方・特徴
【薬効】…発汗作用 発散作用 健胃作用 のぼせを治す作用 鎮痛作用 解熱作用
【薬理作用】…・経絡とその側枝を温める ・寒を散らす ・陽の気の循環を改善 ・心臓の陽を強化 製油には腸蠕動運動亢進作用があり、駆風の効がある。桂皮油の主成分で、動物実験を行うと、睡眠延長作用、体温効果作用、解熱作用、鎮静作用の緩和な中枢抑制作用が認められた。
【用途】…健胃、駆風、矯味、発汗、解熱、鎮痛薬として、中枢神経系の興奮を鎮静し、水分代謝を調節し、体表の毒を去り、これを和解する作用があるから、頭痛、発熱、のぼせ、感冒、身体疼痛などに応用する。
【注意】…発熱時、実熱あるいは実火の症状がある場合、また妊娠時は使用を避けること。
●日本薬局方 【出典】…神農本草経 【三品分類(中国古代の分類)】… 神農本草経や名医別録などでの生薬分類法 上品(不老長生薬)