姿勢を正して、筋肉や目にときどき休息を
肩こりの一般的な治療法としては、薬物療法と理学療法の2つがあります。
薬物療法には、消炎鎮痛剤・筋弛緩剤・抗不安剤などが用いられ、図1からも、シップや鎮痛薬など、多くの人が薬物療法を用いていることがわかります。症状が重い際には、神経ブロック注射なども行われます。
一方、理学療法としては、運動、マッサージ、温熱・水治・電気療法などがあります。どれが効果的かは個人差が大きいので、一度試して効果を得られた治療を継続するのがおすすめです。
また、予防法としては、まずは姿勢を正すことだけでも首や肩への負担は軽減されます。特に、スマホやパソコンを使用する前傾姿勢は、重い頭が前に来て、首や肩には大きな負担がかかります。なるべく頭は前に下げず、背筋を伸ばして座りましょう。また、同じ姿勢で長時間作業を続ける際は、1時間に10分程休みをとり、肩や首を回すなど、軽くストレッチをすることで、こまめに予防するようにしましょう。
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