療方扶陽理中顆粒 附子理中湯 ぶしりちゅうとう【第2類医薬品】
療方扶陽理中顆粒
附子理中湯
ぶしりちゅうとう
15日分 5,400円 税込5940円 店頭にて
販売
療方扶陽理中顆粒
附子理中湯
ぶしりちゅうとう
30日分 10,500円 税込11550円
●「療方扶陽理中顆粒」は、漢方では温陽散寒〔オンヨウサンカン〕、益気健脾〔エッキケンピ〕というはたらきを目標としています。
●体力虚弱で、手足の冷えが強く、疲れやすい人の胃腸虚弱、下痢、胃痛などに効果があります。
人参湯に附子を加えた処方で、手足が冷えやすく、尿量が多い傾向がある場合の食欲不振、胃腸虚弱、胃アトニー、下痢、嘔吐、胃痛、腹痛などに用いられます。

特徴

手足などが冷えやすい方の下痢、嘔吐、胃痛などを改善します

手足などが冷えやすい方の下痢、嘔吐、胃痛などを改善します。体の中を温めて痛みを鎮め、胃腸機能をたかめる働きがあります。手足が冷えて、胃腸が弱く、下痢をしやすい方に適しています。人参湯の適応より冷えがきつい人に使用します。

療方扶陽理中顆粒の処方構成

人参 白朮 甘草 乾姜 附子末

手足やお腹の冷え、小便が薄く多量で回数が多い、倦怠感や食欲不振などの症状をもつ人に使います。人参・白朮・甘草で消化器を温め消化・吸収する力をつけ体全体の働きを良くします。乾姜で体の内部を温め冷えを改善します。

効能・効果

体力虚弱で、手足の冷えが強く、疲れやすいものの次の諸症:胃腸虚弱、下痢、嘔吐、胃痛、腹痛、急・慢性胃炎

用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15才以上) 1包 3回
15才未満7才以上 2/3包
7才未満4才以上 1/2包
4才未満2才以上 1/3包
2才未満 1/4包

用法・用量に関連する注意

用法・用量を守って正しくお飲みください。
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
1歳未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。

成分

【成分】本剤3包(4.8g)中
附子理中湯エキス粉末 3,800mg(ニンジン・カンキョウ・カンゾウ・ビャクジュツ各3.0g、ブシ末1.0g)

添加物:乳糖、ヒドロキシプロピルセルロース

附子理中湯(扶陽理中顆粒) 中医学解説
【効能】

補虚回陽・温中散寒

【適応症】 【脾胃虚寒(脾胃陽虚)】
 中焦虚寒 倦怠無力感・食欲不振・息切れ・声に力がない・味がない・腹がよく脹るなどの脾胃気虚の症候に、腹痛(冷えると増強し暖めたりおさえると軽減する)・口は渇かない(飲む場合には暖かいものを好む)嘔吐・つばやよだれが多い・尿が薄く多量・手足や腹の冷え・泥状〜水様便(ときには便秘)などの虚寒の症状をともなう人に使用します。舌質は淡白で胖大・舌苔は白滑・脈は沈遅で無力
【脾胃実寒(寒邪直中・中寒)】
冷たい飲食物のとりすぎや寒冷の環境によって急に発症する、腹痛・嘔吐・下痢(回数多く泥状〜水様)・腹部膨満・上腹部のつかえなどの症状。口渇はなく、手足の冷えや顔面口唇の蒼白がみられ人に用います。舌苔は滑・脈は沈緊で遅
【陽虚不摂血】
鼻出血・血便・不正性器出血などがみられ、顔色が白い・息切れ・元気がない・脈が細または虚大無力などをともないます。
【類方比較】 桂枝附子理中湯:附子理中湯に桂枝を加えたものです
【解説】

温陽散寒の乾姜は、中焦を温めて陽気を高揚し裏寒を除く主薬です。

補気健脾の人参は、脾胃の気を補って運化を強め、昇降を回復させると共に補気摂血にも働きます。

甘温の白朮は健脾燥湿によって人参を助け、甘草は益気和中するとともに諸薬を調和します。

附子は、温腎に働くので脾腎陽虚に適します。

附子は、先天、人参湯(理中湯)は、後天の陽を補います。附子で出なければ真陽を補えず、乾姜・白朮でなければ、中焦の陽を補うことができません。

【治療の現場から】
脾胃の裏寒

腹部軟弱で、振水音(胃内停水)
※この目標に必ずしもこだわる必要はありません。
【臨床応用】 慢性胃炎・胃十二指腸潰瘍・慢性結腸炎・消化不良症・その他の慢性疾患で、脾胃虚寒の症候を呈するもの。あるいは急性胃炎・急性腸炎などで、脾胃実寒(寒邪直中)を呈するものに使用します。
添付文書