銀翹散 ぎんぎょうさん【第2類医薬品】
銀翹散
ぎんぎょうさん
15日分 8,893円 税込8085円 店頭にて
販売
銀翹散
ぎんぎょうさん
30日分 14,500円 税込15950円
風熱感冒の処方で、寒気よりも熱感がするとともに、のどの痛みが強く表れるタイプに用いられます。のどの痛みに対し、消炎作用のほか排膿作用、粘膜保護修復作用等もあるので、素早い効果が期待できます。その他、胃腸を保護する生薬も配合されていますので、胃腸に優しい風邪薬です。

特徴

のどが痛いときに使用する漢方薬です

漢方の古典といわれる中国の医書『温病条弁[ウンビョウジョウベン]』に収載されている「銀翹散」という薬方を基本に創られた処方です。
風邪によるのどの痛みや頭痛・せきなどの症状に効果があります。

銀翹散の処方構成

金銀花 連翹 薄荷 桔梗 甘草 淡竹葉 荊芥 淡豆シ 牛蒡子

連翹と金銀花で熱を冷まします。薄荷、牛蒡子、荊芥穂、淡豆鼓、淡竹葉は、解表し解熱消炎します。 芦根、桔梗は肺の熱を冷まし、淡竹葉といっしょにのどの渇きをいやします。甘草は薬の調和とともに、のどの痛みを緩和します。

効能・効果

かぜによるのどの痛み・口(のど)の渇き・せき・頭痛

用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15才以上) 1包 3回
15才未満7才以上 1/2包
7才未満5才以上 1/4包
5才未満 服用しないこと

用法・用量に関連する注意

小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。

成分

【成分】本剤3包(6.9g)中
銀翹散エキス粉末 5,900mg(キンギンカ・レンギョウ各4.26g、ハッカ・キキョウ・カンゾウ各2.556g、タンチクヨウ・ケイガイ 各1.704g、タンズシ・ゴボウシ 各2.136g、)

添加物:ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、ケイ酸Alを含有する。

使用上の注意 1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談すること
 (1)医師の治療を受けている人
 (2)今までに薬により発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
2.服用に際しては、説明文書をよく読んでください。
3.直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
4.小児の手の届かない所に保管してください。
5.使用期限のすぎた商品は服用しないでください。
よくあるご質問

「葛根湯」、「銀翹散」、「柴胡桂枝湯」に「頭痛」の効能がありますが、どのように使い分けるのですか。

随伴する症状をご確認ください。さむけ、肩こり、筋肉痛が見られる場合は「葛根湯」を、のどの痛み、熱感が見られる場合は「銀翹散」、吐き気・食欲不振・下痢・だるさが見られる場合は、「柴胡桂枝湯」がよいでしょう。

「銀翹散」と「甘草湯」は、いずれも「のどの痛み」に用いますが、どのように使い分けるのですか。

発熱がみられる、舌の先が赤く、のどが赤く腫れて痛む場合は「銀翹散」を、このような症状がみられない場合は「甘草湯」を用います。

漢方かぜ薬について 効果的なのみ方はありますか。

銀翹散や五虎湯は、コップ1杯程度の「水」での服用をおすすめします。水の量が少ないと薬剤が溶けるのに時間がかかります。また、「のどが痛い」場合は、薬剤を口に含みゆっくりとのどを通すと、症状の改善効果が早く現れると言われています。 葛根湯や小青竜湯は、コップ1杯程度の「お湯」での服用をおすすめします。

かぜをひいたので漢方薬の服用を考えています。漢方薬には眠くなる成分は入っていますか

漢方薬には眠くなる成分は配合されていません。

かぜをひいたので漢方薬の服用を考えています。妊娠中に服用すると何か悪い症状は起こるのですか。

妊娠中は特別な状態にあります。妊娠中の服用に関しましては、どのような薬でも産婦人科の担当医師にご相談ください。

使用上の注意の「してはいけないこと」に、『3ヵ月未満の乳児は服用しないこと』と書いてあるのは、なぜですか。

生後間もない3ヵ月未満の赤ちゃんは身体が未発達であり、市販薬の服用は認められていません。

銀翹散 中医学解説
【効能】 辛涼解表・清熱解毒
【適応症】 銀翹散は風熱の表証に対する代表処方である。口渇があるのどの痛み、咳、頭痛に用います。
【類方比較】 五虎湯:激しい咳と共に咽痛のあるものに用います。
【解説】

辛涼解表の薄荷・牛蒡子・淡豆鼓により表熱を発散し、金銀花・連翹の清熱解毒により炎症を鎮めます。又、この清熱を補助し、淡竹葉は、解熱の効果があり蘆根は消炎・抗菌を補助し軽度の栄養・滋潤作用があります。(蘆根の代わりに羚羊角を用いたものもあります。羚羊角は、鎮痙熄風の効果が強い)この他、咽の流れをよくする桔梗・甘草により咳・痰を緩和し、荊芥は辛温解表ですが「辛温で不燥」と言われ、発散の力を助けています。これらの作用により、口渇を伴うのどの痛い(炎症の強い)かぜに用いられます。

【治療の現場から】 咽痛があり高熱、咳が激しいときは、五虎湯を合方します
口渇があってのどが痛む・体表部があつい・咳がでる
【使用上の注意】 悪寒の強いものには使用しません。
【臨床応用】 感冒・インフルエンザ・咽喉炎・扁桃炎・肺炎
添付文書