麻黄附子細辛湯 まおうぶしさいしんとう【第2類医薬品】
麻黄附子
細辛湯
まおうぶし
さいしんとう
15日分 3,450円 税込3795円 店頭にて
販売
麻黄附子
細辛湯
まおうぶし
さいしんとう
30日分 6,600円 税込7260円
●「サンワロンM顆粒」は、「麻黄附子細辛湯[マオウブシサイシントウ]」エキスを顆粒にしたものです。「麻黄附子細辛湯」は、『傷寒論[ショウカンロン]』の小陰病篇に記載されている薬方で、特に疲労感があり、悪寒の強い感冒に用いられてきました。また、浅田宗伯の『勿誤方凾口訣[フツゴホウカンクケツ]』には痰の多い咳嗽(せき)、感冒が長びいて疲れている者に効果があると記載されています。
●手足に冷えがあり、ときに悪寒がある方の、感冒、アレルギー性鼻炎、気管支炎、気管支ぜんそく、神経痛にすぐれた効果があります。
悪感、微熱、低血圧や頭痛、めまい、四肢に疼痛や冷感がある方や、感冒、気管支炎、咳嗽(せき)に対し優れた効果があります。

特徴

体の中を温め体表部を温めます

『傷寒論[ショウカンロン]』の小陰病篇に記載されている薬方で、特に疲労感があり、悪感の強い感冒に用いられてきました。また、浅田宗伯の『勿誤方凾口訣[フツゴホウカンクケツ]』には痰の多い咳嗽(せき)、感冒が長びいて疲れている者に効果があると記載されています。
悪感、微熱、低血圧で頭痛、めまい、四肢の疼痛や冷感、感冒、気管支炎、咳嗽(せき)に優れた効果があります。

麻黄附子細辛湯の処方構成

麻黄 細辛 附子末

疲労感の強い人や、高齢者の寒さを訴える風邪や、透明の鼻水の症状を持つ方に使用します。麻黄・附子で体を温め風邪の外邪を取り除きます。

効能・効果

体力虚弱で、手足に冷えがあり、ときに悪寒があるものの次の諸症:感冒、アレルギー性鼻炎、気管支炎、気管支ぜんそく、神経痛

用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15才以上) 1〜2包 3回
15才未満 服用しないこと

成分

【成分】本剤3包(2.25g)中
サンワロンM水製エキス 1.5g(マオウ6.0g、サイシン4.5g)、ブシ末1.5g

添加物:トウモロコシデンプン、乳糖、ステアリン酸Ca

麻黄附子細辛湯 中医学解説
【効能】 補陽・辛温解表・利水
【適応症】 悪寒・発熱・頭痛・無汗・身体痛などの表寒の症候に、元気がない・横になっていたい・声に力がない・四肢の冷え・顔色があお白い・食欲がないなどの陽虚の症候をともなう人に使用します。舌質は淡白・舌苔は白滑・脈は沈で無力あるいは浮大で無力。
【類方比較】 再造散:「麻黄附子細辛湯」のベースになる処方
【解説】

辛温の麻黄で風寒を発散して除き、温陽散寒の附子で陽気を補うともに散寒します。

辛温の附子は、辛散により麻黄の発散をを助け、また細辛は、温経散寒により附子を助けます。

発散して陽気を傷つけず温陽して邪を残さない。陽虚の老人・虚弱者の風邪によく使います。

【治療の現場から】 浮腫が明らかな場合は、苓桂朮甘湯や五苓散などを合方します。
疲労感・無力感・食欲不振などの気虚の症状が強ければ、補中益気湯を合方します。
体の芯から冷える。
老人や虚弱者の悪寒を伴う風邪、鼻水などの症状に用います。

※この目標に必ずしもこだわる必要はありません。
【使用上の注意】 麻黄附子細辛湯は陽虚の外寒に適しますが、陽虚の程度がなお軽い場合に用います。陽気の衰弱が強く、消化不良性下痢・脈が微弱などを呈しているときには、用いてはならない。
【臨床応用】 感冒・インフルエンザ・気管支炎・急性腎炎などの初期で、陽虚の表寒を呈するもの。クインケ浮腫・腎炎浮腫・関節リウマチ・神経痛・腰痛症・慢性気管支炎・アレルギー性鼻炎の発作期などで、寒証や痰湿を呈するものにも用います。
添付文書