辛夷清肺湯 しんいせいはいとう【第2類医薬品】
辛夷清肺湯
しんいせいはいとう
15日分 4,800円 税込5280円 店頭にて
販売
辛夷清肺湯
しんいせいはいとう
30日分 9,400円 税込10340円
●「辛夷清肺湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『外科正宗[ゲカセイソウ]』に収載されている薬方です。
●鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症に効果があります。
鼻炎や蓄膿症(副鼻腔炎)が慢性化したもので、鼻粘膜が乾燥し熱感をもち、あるいは鼻茸やポリープができ、鼻づまりが顕著になったものに用います。乾燥傾向から来る膿性鼻汁、嗅覚障害に用いることもあります。

特徴

熱感を伴う鼻づまり、蓄膿症、慢性鼻炎に!

辛夷清肺湯には膿の排出効果と炎症の鎮静効果があるため、鼻の病気の中でも特に、膿が原因となる蓄膿症・後鼻漏に効果があります。肺に熱があって肺の潤いが減り、熱が上昇して熱感のある鼻づまり、色の濃い鼻汁、咽痛、口渇、頭痛などの症状がある場合に用います。急性期の膿性鼻漏には最も適した処方です。

夷清肺湯の処方構成

知母 黄ゴン 辛夷 百合 山梔子 升麻 麦門冬 石膏 枇杷葉

肺に熱があると生じる鼻づまりや、黄色・緑色の鼻汁が出る症状に用います。辛夷は、鼻づまりをよくして頭痛をとめ、膿性鼻汁を軽減させます。知母・黄?・山梔子・升麻・石膏は、いずれも消炎・解熱・抗菌作用をもち、炎症や化膿をしずめます。

効能・効果

体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの次の諸症:鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎)

用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15才以上) 1包 3回
15才未満7才以上 2/3包
7才未満4才以上 1/2包
4才未満2才以上 1/3包
2才未満 服用しないこと

用法・用量に関連する注意

小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。

成分

【成分】本剤3包(4.5g)中
辛夷清肺湯エキス 2,500mg(チモ・オウゴン・シンイ・ビャクゴウ各1.5g、サンシシ・ショウマ各0.75g、バクモンドウ・セッコウ各3.0g、ビワヨウ0.5g)

添加物:ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖

使用上の注意 1.次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談すること
 (1)医師の治療を受けている人
 (2)今までに薬により発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人
2.服用に際しては、説明文書をよく読んでください。
3.直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
4.小児の手の届かない所に保管してください。
5.使用期限のすぎた商品は服用しないでください。
辛夷清肺湯 中医学解説
【効能】 清熱解毒・通窮・潤肺化痰・止咳
【適応症】 辛夷清肺湯は、肺熱による慢性副鼻腔炎あるいは咳嗽に対する処方です。
【類方比較】 五虎湯:「肺熱の咳」に対して作られた処方です
【解説】

辛夷は、鼻づまりをよくして頭痛をとめ、膿性鼻汁を軽減させます。知母・黄ゴン・山梔子・升麻・石膏は、いずれも消炎・解熱・抗菌作用をもち、炎症や化膿をしずめます。本方の適応する病態はやや慢性に経過して粘膜の萎縮が生じた状況に適しています。

【治療の現場から】 鼻閉が強ければ葛根湯加川キュウ辛夷を合方します。
頭痛が強いときは川キュウ茶調散などを合方します。

慢性膿汁が強いときは十味敗毒湯や荊芥連翹湯などを合方します。

口渇・乾咳・舌の乾燥など肺陰虚の症状が明らかな場合は、麦門冬湯を合方します。
【臨床応用】 慢性副鼻腔炎・慢性鼻炎・肥厚性鼻炎・慢性咽喉炎・慢性気管支炎・気管枝拡張症などで肺熱を呈するもの。鼻内コクミ(ポリープ)鼻たけ。
添付文書