温経湯 うんけいとう【第2類医薬品】
温経湯
うんけいとう
15日分 5,850円 税込6435円 店頭にて
販売
温経湯
うんけいとう
30日分 11,500円 税込12650円
●「温経湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『金匱要略[キンキヨウリャク]』に収載されている薬方です。
●手足がほてり、唇がかわく人の月経不順、月経困難、こしけ、更年期障害、不眠、神経症、湿疹、足腰の冷え、しもやけに効果があります。
体を温め、つらい月経の不調や足腰の冷えを改善します。月経不順などの女性特有の病気の治療に古くから用いられてきた漢方薬で、月経をコントロールするホルモンバランスを整え、月経の不調を改善します。

特徴

血流をよくし体を温めます

漢方の古典といわれる中国の医書『金匱要略[キンキヨウリャク]』に収載されている薬方です。
手足がほてり、唇がかわく人の月経不順、月経困難、こしけ(おりもの)、更年期障害、不眠、神経症、湿疹、足腰の冷え、しもやけに効果があります。

温経湯の処方構成

半夏 麦門冬 当帰 芍薬 桂皮 牡丹皮 川キュウ人参 甘草 阿膠 呉茱萸 生姜

不正性器出血に対する処方ですが、月経不順にもよく用います。冷えがきつく、オ血のある状態に使用します。呉茱萸・桂枝・当帰・川キュウで体を温め血流を良くします。阿膠・麦門冬・芍薬・当帰で体に栄養を与えます。牡丹皮でオ血を取り除きます。暖宮(子宮を温めます。)効果があります。

効能・効果

体力中等度以下で、手足がほてり、唇がかわくものの次の諸症:月経不順、月経困難、こしけ(おりもの)、更年期障害、不眠、神経症、湿疹・皮膚炎、足腰の冷え、しもやけ、手あれ(手の湿疹・皮膚炎)

用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15才以上) 1包 3回
15才未満7才以上 2/3包
7才未満4才以上 1/2包
4才未満2才以上 1/3包
2才未満 服用しないこと

用法・用量に関連する注意

小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。

成分

【成分】本剤3包(4.5g)中
温経湯エキス 2,500mg(バクモンドウ・ハンゲ各2.0g、トウキ1.5g、アキョウ・カンゾウ・ケイヒ・シャクヤク・センキュウ・ニンジン・ボタンピ各1.0g、ゴシュユ0.5g、ショウキョウ0.25g)

添加物:ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖

温経湯 中医学解説
【効能】 温経散寒、補血調経、活血化オ、益気和胃
【適応症】 下半身の冷え、血虚に血オをともなうものに使用します。温経湯は元来不正性器出血に対する処方ですが、月経不順によく用いられます。主な主症状は、月経不順(周期の延長あるいは短縮・月経過多あるいは過少・無月経)・不正性器出血・不妊症など多彩です。下腹部や腰の冷えと疼痛・下腹部のひきつり・腹のはり・下肢の冷え・冷えのぼせ・腹部膨満感、皮膚に艶がない・口唇の乾燥・目が疲れる・頭がふらつく・手足のしびれ感などをともない、舌苔は淡白で?斑、脈は沈数手掌のほてり・夕方の発熱がみられることもあります。
【類方比較】 桂枝茯苓丸:オ血をとる代表方剤です。
【解説】

温経散寒の呉茱萸・桂枝・当帰・川キュウ、活血化オの牡丹皮、滋陰補血の阿膠・麦門冬・芍薬・当帰で、血を補充し血?を除き、血行を促進します。 人参・甘草・半夏・生姜は、脾胃の働きを良くしてさせて血の生成を高めます。

人参・甘草・半夏・生姜は、脾胃を健運させて陰血を補充を促します。

【治療の現場から】 腎虚の症状があれば、六味丸・八味地黄丸・鹿茸大補湯などを合方します
気虚が明らかであれば補中益気湯を合方します。
肝欝が強ければ、小柴胡湯・逍遥散などを合方します。
下腹部の膨満感・不快感・軽い抵抗・圧痛・冷え・引きつりを感じる場合が多い。

右腹直筋が異常に緊張してしている場合も多くみられます。

※この目標に必ずしもこだわる必要はありません。
【臨床応用】 不正性器出血・月経不順・無月経・不妊症・更年期症候群・自律神経失調症・手掌角化症・家婦湿疹などで、下焦虚寒・血オ・血虚を呈するものに使用します
添付文書