特徴
のぼせ、肩こり、耳なり、頭重などに
近代の著名な漢方医学者である大塚敬節先生が自身の高血圧症を治療するため創られた薬方です。身体虚弱な人ののぼせ、肩こり、耳なり、頭重など高血圧に伴う随伴症状に広く用いられています。
七物降下湯の処方構成
釣藤鈎 地黄 当帰 川キュウ 芍薬 黄耆 黄柏
顔色がわるい・皮膚につやがない・四肢のしびれ感・筋肉のひきつりなどの血不足の症候と、のぼせ・肩こり・ほてり・めまい・ふらつき・頭重・耳鳴などの症候を伴うものに使用します。
当帰・芍薬・地黄・川?は、体に栄養を与え釣藤鈎は、鎮痙、鎮静作用、軽い血圧降下作用があります。
効能・効果
体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの次の諸症:高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重)
用法・用量
次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
年齢 |
1回量 |
1日服用回数 |
成人(15才以上) |
1包 |
3回 |
15才未満7才以上 |
2/3包 |
7才未満4才以上 |
1/2包 |
4才未満2才以上 |
1/3包 |
2才未満 |
1/4包 |
用法・用量に関連する注意
小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
1歳未満の乳児には、医師の診断を受けさせることを優先し、やむを得ない場合にのみ服用させてください。