葛根湯加川キュウ辛夷【第2類医薬品】
葛根湯加
川キュウ辛夷

かっこんとうか
せんきゅうしんい
15日分 2,850円 税込3135円 店頭にて
販売
葛根湯加
川キュウ辛夷

かっこんとうか
せんきゅうしんい
30日分 5,500円 税込6050円
汗をかかない方の、うなじから背中にかけての凝り、鼻詰まり、鼻水がのどに流れる、頭重等の症状に用いられます。アレルゲン、寒冷等によるアレルギーやウイルス感染による鼻粘膜のうっ血や、鼻詰まり等の症状や、長引いて慢性化した鼻炎、蓄膿症に高い効果があります。

特徴

鼻詰まりがひどい時のファーストチョイス

おなじみの葛根湯に川キュウと辛夷を加えることにより、より鼻の通りが良くなります。この処方は、皮膚や粘膜など表面の浮腫を改善するので、蓄膿・慢性副鼻腔炎にも使いやすい漢方です。また、鼻が詰まって首筋がこったり、頭痛がある場合にも効果があります。
鼻や顔及び上半身体表の血液循環を促進させ、うっ血を除く作用があります。そのため、アレルゲン、ウイルス、寒冷等によるアレルギーや感染、炎症等による鼻粘膜のうっ血から生じた鼻詰まりや鼻汁等の症状や、慢性化した鼻炎、蓄膿症に優れた効果があります。

葛根湯加川キュウ辛夷の処方構成

葛根 麻黄 大棗 桂皮 芍薬 甘草 生姜 辛夷 川キュウ

葛根は筋肉の強ばりを緩め、芍薬・川キュウは血液の循環をよくし、肩こりや頭重等を緩和し炎症を鎮めます。辛夷は川キュウと共にのぼせを下げて、新陳代謝をよくし鼻詰まりを改善する働きがあります。また、麻黄で鼻の粘膜のうっ血、腫れをとり、鼻詰まりを改善します。

効能・効果

比較的体力があるものの次の諸症:鼻づまり、蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎

用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。

年齢 1回量 1日服用回数
成人(15才以上) 1包 3回
15才未満7才以上 2/3包
7才未満4才以上 1/2包
4才未満2才以上 1/3包
2才未満 1/4包

用法・用量に関連する注意

小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
1歳未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。

成分

【成分】本剤3包(6.0g)中
葛根湯加川キュウ辛夷エキス 2,350mg(カッコン・マオウ各2.0g、シンイ・センキュウ・タイソウ各1.5g、カンゾウ・ケイヒ・シャクヤク各1.0g、ショウキョウ0.5g)

添加物:ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖

葛根湯加川?辛夷 中医学解説
【効能】 調和営衛・宣散通竅
【適応症】 表寒・表実(悪寒、無汗、発熱、頭痛などで項背のこわばりをともなうもの、鼻閉、鼻汁のあるもの)
【類方比較】 葛根湯:葛根湯加川?辛夷と同様の症状を呈するが、発病の初期あるいは慢性病の急性増悪期に用います。
小青竜湯:水様性の鼻汁が多い場合に用います。
荊芥連麹湯:副鼻腔、外耳、中耳、扁桃などに炎症を起こしやすく、分泌液が一層膿性な場合に用います。
【解説】

葛根湯加川?辛夷は散寒解表(辛温解表)の麻黄・桂枝・生姜と生津の葛根、滋養の芍薬・大棗・甘草と活血の川?、通竅の辛夷から構成されています。

くしゃみ・鼻水の症状が起き、特に鼻づまりが強く肩こりや頭重などの症状や濃い鼻汁の症状が残った鼻炎に使用します。

葛根で患部および筋肉の強ばりを緩め、芍薬・川?で血液の循環をよくし、肩こりや頭重などを緩和し炎症を鎮めます。辛夷は川?とともにのぼせを下げて、新陳代謝をよくし鼻づまりを改善する働きがあります。

【治療の現場から】 膿性鼻汁が多いときは、五虎湯を合方します。
鼻閉・鼻漏・後鼻漏の症状を訴え慢性化したしたもの
項背部のこわばり・無汗・頭重・頭痛
※この目標に必ずしもこだわる必要はありません。
【使用上の注意】 葛根湯加川キュウ辛夷は自汗(自然に出る汗)のある人には 、用いないでください。
【臨床応用】 蓄膿症、慢性鼻炎
添付文書