ヨクイニン湯【第2類医薬品】
ヨクイニン湯 15日分 3,300円 税込3630円 店頭にて
販売
ヨクイニン湯 30日分 6,500円 税込7150円
●「ヨク苡仁湯[ヨクイニントウ]」は、漢方の古典といわれる中国の医書『明医指掌[メイイシショウ]』に収載され、しびれ、痛みや重だるいなどの疼痛に用いられる薬方です。これらの疼痛は水分の代謝障害やこれに血行障害、筋肉のけいれんなどが加わって起こるもので、熱感や腫脹また水がたまるなどの関節痛や筋肉痛に見られます。
●関節痛、筋肉痛に効果があります。

成分

成人1日の服用量3包(1包2g)中、次の成分を含んでいます。
?苡仁湯エキス粉末M・・・2,300mg
〔ヨクイニン4.0g、マオウ・トウキ・ビャクジュツ各2.0g、ケイヒ・シャクヤク各1.5g、カンゾウ1.0gより抽出。〕
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを含有する。

効能

体力中等度で、関節や筋肉のはれや痛みがあるものの次の諸症:関節痛、筋肉痛、神経痛

用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
成人(15才以上)・・・1回1包
15才未満7才以上・・・1回2/3包
7才未満4才以上・・・1回1/2包
4才未満2才以上・・・1回1/3包
2才未満・・・1回1/4包

ヨク苡仁湯 中医学解説
【効能】 通陽利水・活血止痙
【適応症】 湿痺(着痺)に用います。四肢のしびれ痛み・重だるい・運動障害・軽度の浮腫・冷えなどで、舌苔は白〜白膩・脈は滑。
【類方比較】 桂枝加苓朮附湯:冷え症の人で、四肢関節の腫脹、関節痛がある場合に用います。(寒湿痺)
麻杏ヨク甘湯:筋肉痛、関節痛があるが初期で軽症の場合に用います。(風湿の表証)
防已黄耆湯:色白で筋肉が軟らかく、水ぶとり傾向のある人で、汗をかきやすく、四肢の浮腫、関節の腫脹、疼痛などを訴える場合に用います。(気虚風水)
【解説】

去湿除痺の白朮・ヨクイニンと温経散寒の麻黄・当帰・桂枝で、寒湿の邪を除き止痛します。芍薬・甘草は、補血と脾胃の振奮によりキョ邪を補助します。寒湿痺の適用します。

【治療の現場から】

元気がない、気力がない、疲れやすいなどの気虚の症候をともなうときは、六君子湯・人参湯・補中益気湯などを合方します。
皮膚につやがない、筋肉がやせる、しびれが強いなど血虚の症候があれば、四物湯や十全大補湯などを合方します。
腎虚の症状があれば牛車腎気丸を合方します。

【臨床応用】 肩関節周囲炎・頸肩腕症候群・腰痛症・膝関節水腫・慢性関節炎・慢性関節リウマチなどで、湿痺を呈するものに使用します。
添付文書