桂枝加竜骨牡蛎湯 けいしかりょうじゅつぶとう【第2類医薬品】
桂枝加竜骨牡蛎湯
けいしかりょうじゅつぶとう
15日分 3,600円 税込3960円 店頭にて
販売
桂枝加竜骨牡蛎湯
けいしかりょうじゅつぶとう
30日分 6,900円 税込7590円
●「桂枝加苓朮附湯」は、江戸時代の著名な医者・吉益東洞[ヨシマストウドウ]が著した医書『方機[ホウキ]』に収載されている薬方です。
●関節痛、神経痛に効果があります。

成分

成人1日の服用量3包(1包1.2g)中
桂枝加苓朮附湯エキス粉末M・・・2,200mg
〔ケイヒ・シャクヤク・タイソウ・ビャクジュツ・ブクリョウ各2.0g、ショウキョウ0.5g、カンゾウ1.0g、ブシ末0.25gより抽出。〕
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールを含有する。

効能

体力虚弱で、手足が冷えてこわばり、尿量が少なく、ときに動悸、めまい、筋肉のぴくつきがあるものの次の諸症:関節痛、神経痛

用法・用量

1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
成人(15才以上)・・・1包
15才未満7才以上・・・2/3包
7才未満4才以上・・・1/2包
4才未満・・・服用しないこと

桂枝加苓朮附湯 中医学解説
【効能】 散寒去湿・止痙・解表
【適応症】 桂枝加苓朮附湯は、桂枝湯の加方で主として寒湿痺に用いられます。四肢の疼痛・冷え・関節の拘縮・しびれ感などで、冷えると増悪し暖めると楽になり、軽度の浮腫をともなう人が多くいます。舌質は淡紅・舌苔は白滑・脈は沈遅。
【類方比較】 ヨク苡仁湯:局所の腫張、疼痛を伴う軽症の関節諸疾患に用います。(湿痺)
防已黄耆湯:皮膚は概して色白で,筋肉軟弱,水ぶとりの人で疲れやすく、多汗、尿量減少、下肢の浮腫などのある場合に用います。(気虚の風水証)
【解説】

桂枝・附子・生姜は、血管拡張により血行を促進し、体をあたため、鎮痛に働きます(散寒・止痛)。

附子は、全身の代謝を高め、強心に働きます。桂枝・生姜は、発熱状態で軽度の発汗・解熱作用をあらわします(解表)。

白朮・伏苓は、組織中や消化管内の水分を血中に吸収して利尿によって排除します(利水)。

附子・桂枝・生姜がこれを補助し、芍薬・甘草・大棗は、筋のけいれんを緩解し、こわばりを改善します(止痙)。

白朮・伏苓・甘草・大棗・桂枝・生姜は、消化吸収を促進します。附子、白朮は、関節リウマチなどのしびれ痛みを改善します(?風湿)。

【治療の現場から】 疲れやすい・無力感・元気がない・食欲不振など気虚の症候が強いときには、人参湯や六君子湯などを合方します
耳鳴、めまい、下肢の脱力感、排尿異常など腎虚の症候があれば、八味地黄丸を合方します。
みぞおち(心窩部)で大動脈の拍動を感じる(臍上悸)

腹部は軟弱ですが腹直筋の緊張があります。

※この目標に必ずしもこだわる必要はありません。
【使用上の注意】 桂枝加苓朮附湯は、患部が赤く腫れ熱を持っている場合は使用しません。
【臨床応用】 慢性関節炎・腰痛症・頸肩腕症候群・坐骨神経痛・肩関節周囲炎・変形性関節症・慢性関節リウマチなどで、寒湿痺を呈するもの。これに準じ、感冒・インフルエンザにも用います。
添付文書