療方昇陽 補中益気湯 ほちゅうえっきとう【第2類医薬品】
療方昇陽
(補中益気湯)

(ほちゅうえっきとう)
15日分 5,250円 税込5775円 店頭にて
販売
療方昇陽
(補中益気湯)

(ほちゅうえっきとう)
30日分 10,300円 税込11330円
●「療方昇陽顆粒」は、漢方では補中益気、昇陽挙陥というはたらきがあります。
●元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすい方の疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、感冒などに効果があります。

成分

成人1日の服用量3包(1包1.5g)中
補中益気湯エキス(1/2量)・・・3,200mg
〔ニンジン・ビャクジュツ・オウギ各2.0g、タイソウ・サイコ・チンピ各1.0g、トウキ1.5g、カンゾウ0.75g、ショウキョウ0.25g、ショウマ0.5gより抽出。〕
添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。

効能

体力虚弱で、元気がなく、胃腸のはたらきが衰えて、疲れやすいものの次の諸症:虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、ねあせ、感冒

用法・用量

次の量を1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。
成人(15才以上)・・・1回1包
15才未満7才以上・・・1回2/3包
7才未満4才以上・・・1回1/2包
4才未満・・・服用しないこと

補中益気湯 中医学解説
【効能】 補気健脾・升陽虚陥・甘温除熱
【適応症】 元気がない・疲れやすい・四肢がだるい・動作がおっくうである・立ちくらみ・頭の鈍痛・眠くなる(とくに食後)・頭がボーッとする・汗をかきやすい・息ぎれ・便秘あるいは泥状〜水様便などの中気下陥・清陽不升の症候、あるいは胃アトニー・遊走腎・脱肛・子宮脱・ヘルニアなどに使用します。舌質は淡紅・脈は虚大。
脾胃気虚の症候とともに生じる少量かつ間歇的に持続する出血で、下半身や皮下の出血が多い。婦人では月経周期の短縮や過多月経が生じ、経血はうすいことが多くこれら脾不統血(気不摂血)と呼ばれる症状に用います。舌質は淡紅〜淡白・脈は虚大。
慢性にくり返す微熱で精神的・肉体的疲労にともなって発生する気虚の発熱に使用します。頭痛・悪寒・自汗などがみられることもあります。脈は洪大で沈取すると無力。舌質はやや紅・苔は白。 。
【類方比較】 小柴胡湯:胸脇苦満、寒熱往来があります。
十全大補湯:気血双補の方剤である。皮膚が枯燥している。補中益気湯は気虚が主です。
加味逍遥散:肝気の欝結とオ血、イライラや寒熱交錯があります。
柴胡桂枝乾姜湯:頭部の盗汗、不眠、動悸などの心虚の証があります。
加味帰脾湯:貧血が顕著で顔色が悪い。不安不眠などの精神症状を伴います。
小建中湯:補中益気湯も虚労病に用いるが、主に痙攣性体質の虚労に用います。補中益気湯は弛緩性の体質で中気下陥と虚労を主証とします。
【解説】

体力的に弱っている為に、疲労倦怠感が強く寝汗をかいたりします。また、胃腸の働きが悪い為に食欲不振や、空腹感がないなどの症状があります。

人参・白朮は、血液の循環をよくして体力を回復させ、白朮・陳皮とともに、胃腸の働きをよくしします。

黄耆・当帰は、栄養を高め体の働きをよくし、免疫能の増強や柴胡・升麻の解熱作用などにより、慢性の微熱を消退させます。

【治療の現場から】

泥状〜水様便あるいは溜飲などには、五苓散を合方します。
気虚の便秘には、香蘇散や麻子仁丸を合方します。

手足の倦怠
寝汗
寝れば治まる頭痛
硬く張っていない軟らかい肩こり

※この目標に必ずしもこだわる必要はありません。
【臨床応用】 低血圧症・起立性失調症・慢性頭痛・自律神経失調症・慢性胃腸炎・慢性肝炎・筋無力症・胃アトニー・脱肛・子宮脱・遊走腎・ヘルニア・慢性の出血症・産後の子宮復古不全・月経過多・頻発月経・不正性器出血・アレルギー性紫斑病・血小板減少性紫斑病・慢性の微熱・病後あるいは手術の回復期・その他の慢性疾患などで、脾胃気虚・中気下陥の症候を呈するものに使用します。
添付文書