■オリジナル成分「植物エキス発酵液」の抗酸化機能

 かねてから、すべての製品に配合されてきた、「植物エキス発酵液」(*注1)は、平成13年4月の化粧品制度改正により、化粧品原料として「(混合植物/白糖)発酵エキス」と登録・表記されることとなりました。
 以前より細胞の活性作用や優れた抗菌性・保湿性などにより、高い評価を受けてまいりましたが、近年、東北大学の抗酸化機能性試験により、活性酸素を防ぐ高い抗酸化機能(*注2)が認められ、最新のサイエンスにより改めて「植物エキス発酵液」の素晴らしさが実証されました。
 さらには、製品自体が持つ抗酸化機能として、「モイストミルク」「エモリエントクリーム」において、高い抗酸化機能が認められ、皮膚を外界からの様々な要因から保護する「バリアケア」(*注3)機能が高いことが裏付けられました。

*注1 「植物エキス発酵液」
 大高酵素オリジナルの伝統的製法により、たくさんの原料植物類のエキスを、糖の浸透圧を利用して自然抽出し、180日以上もの長い期間をかけ、発酵・熟成させた坑酸化機能性を有した特殊液のことです。原料植物由来成分・発酵由来成分が、熟成による低分子化を進めながら、渾然一体となって溶け込んでおります。そのために、アミノ酸類はもちろんのこと、微量成分にも富みながら、抗菌性・浸透性の高い液体となっています。当社化粧品には全て、各成分間の親和性や、肌への保湿・保護の働きを補うことを目的として、この植物エキス発酵液が配合されています。

*注2 活性酸素と抗酸化機能
 酸素は生命の源とも言える存在です。体内に侵入した細菌の撃退やホルモンの産生など、生命維持に不可欠な重要な役割を果たしています。しかし、一方では体内で生成された活性酸素は、私たちの健康に障害を及ぼす元凶でもあります。
 生活習慣病(成人病)をはじめガン・老人性痴呆や老化促進など現代の疾病の実に85%をもが活性酸素と何らかの因果関係があるとさえ言われています。お肌の大敵であるシミ・シワや老化も活性酸素がその要因です。動物性食品の取りすぎが活性酸素の一種である過酸化脂質を増加させたり、最近ではオゾン層の破壊による紫外線や大気汚染の影響、あるいは科学物質などの影響も活性酸素を増幅させます。
 私たちの肌は、絶えずそのような活性酸素を増加する要因にさらされています。紫外線はシミ・ソバカスの原因であるメラニン形成反応を促進させます。またお肌のシワは活性酸素が膠原(こうげん)繊維を破壊するためにできると言われています。同じように紫外線を浴びても、シミ・ソバカスの出来やすい人とそうでない人がいますが、これはわたしたちの体に本来的に備わっている活性酸素を防ぐSOD(抗酸化酵素)の力に個人差があるためです。
 一般的にSODの力が弱い人は、自分自信のSODで活性酸素を除去しきれないために、活性酸素値が高く、お肌の状態はあまりよくありません。逆にSODの力が強い人の活性酸素値は低く、みずみずしいお肌を保てるのです。またSODは、個人差と同時に年齢とともに弱まってきます。若い時には多少日焼けをしても平気だったのに、年々、シミ・ソバカスやシワが増えてくるのはそのためです。SODはお肌を紫外線や科学物質から守るだけでなく、血管内の過酸化脂質を取り除くので、血行をスムーズにし、美しいお肌を保ちます。
 『ヘーラールーノピュア』シリーズに配合されている「植物エキス発酵液」には、強い抗酸化作用がありますので、加齢とともに弱ったSODに代わって、お肌の老化やスキントラブルになりにくい肌をつくる応援をしてくれます。特に老化予防には優れた効果を発揮します。
 
*注3 「バリアケア」
 素肌のセーフティーゾーンは、私たちの健康と美容を守るための、いわばバリアの役割を担っています・・・
 この素肌セーフティーゾーンの最前戦には、皮脂腺から分泌された皮脂と、汗腺から分泌された汗が混じり合ってつくられる厚さわずか100分の1ミリ程度の「皮脂膜」という特殊な膜を作り出しています。すぐ下の皮膚の「角質層」と表裏一体となって、ダイレクトに外気と向かい合って私たちを守っています。この皮脂膜というガードがあるからこそ、その中が守られており、水分子をたくさん抱えることの出来る「天然保湿成分=NMF」が、水を並々と貯えて、肌の潤いが保たれているのです。また、そこには豊かで良質の水と栄養があるからこそ、「皮膚常在菌」が生活し、腸内有用微生物同様に私たちを守り、多くの恩恵を与えてくれているのです。これらの全ての要因が絶妙な生態系のようなシステムをつくり、紫外線や、活性酸素、雑菌・病原菌などの進入から、私たちを守ってくれているといっていいのです。
 この一枚のベールの持つバリア機能は、年齢とともに衰え、また、厳しい季節的要因や、環境の変化の影響によって、健全な維持が難しい場合もあります。
 近年は特に、洗浄力が強すぎて、皮脂膜を奪いさり、角質層までダメージを与える結果となったり、過剰に抗菌剤・殺菌剤を多用してしまい、味方となってくれる有用菌や皮膚組織細胞までダメージを与える結果となったり、また、薬品類の多用により、皮膚や人体そのものが過剰な化学成分で汚染される結果となるなど、さまざまな深刻な状況が生まれています・・・。
 もちろん、身体の内部の働きが弱まると、バリア機能を維持するための成分が充分に生成分泌されなくなるために、何よりも健康面が重要であるのはいうまでもありません。特に、現代人の場合は、身体の内からと外からの様々なトラブル要因によって、このバリア機能を充分に作り出すことが難しくなってきているのが現状です。
 つまり、素肌本来の機能を回復させ、バリア機能を再生させるためには、身体の内からと外からのトータルなケアが必要になってきます。そのためのトータルプログラムをプレゼンテーションできるのは、大高酵素が最も得意とするところです。